春の花
春の花、ソシンロウバイ今年の1月から4月までの春の花をいくつか拾い集めてみた。1月に見かけたこの黄色い花は、ロウバイの仲間でソシンロウバイ(Chimonanthus...
View Article種子島、宝満神社、赤米館
種子島、竹崎海岸、「象の水飲み岩」3月初めに種子島を訪れた。あいにくの雨風で、鹿児島空港から種子島への飛行機が欠航となったため、鹿児島港からのフェリーを利用して、なんとか夕方までに北部の西之表港に着いた。急いで最南端のホテルへ向かったが、残念ながら1日目の観光は省略あるいは延期となった。翌朝、ホテルから竹崎海岸の東を眺めると、大きな丘陵に波風で侵食された海蝕洞が見えた。象が水を飲む姿に例え、「象の水...
View Article種子島、八幡神社、門倉岬
種子島、八幡神社宝満神社から西に、種子島の最南端にある門倉岬に向かうとまもなく、インギー鶏を飼育している花峰小学校があり、その先に下中八幡神社(真所八幡宮)がある。種子島では下中八幡神社と茎永宝満神社だけに、今もお田植え祭りが伝承されている。下中八幡神社(真所八幡宮)町指定文化財「下中八幡神社お田植祭」は、毎年3月に行われ、夜明け前の社人(しゃにん)によるシュエイ(潮井)取りから始まる。その後、神社...
View Article種子島宇宙センター、象の水飲み
種子島宇宙センター、宇宙科学技術館種子島の東南端の海岸線に種子島宇宙センターがある。ロケットや人工衛星の組み立てから、整備、点検、打ち上げまで一連の作業を行う、日本の宇宙開発の中核的存在だ。総面積は970万m2(東京ディズニーランド20個分)に及ぶ。種子島宇宙センターの中で、観光客が宇宙を体感できるのが宇宙科学技術館である。宇宙科学技術館の屋外に立つH2Aロケット宇宙センター内には、「大型ロケット発...
View Article広田遺跡ミュージアム
広田遺跡ミュージアム昭和30年(1955)9月、台風22号の襲来により崩れた砂丘の中から、地元の長田茂氏などが人骨や貝製品を見つけ、考古学者・盛園尚孝氏に届けたことで広田遺跡は発見された。最初の発掘は国分直一・盛園尚孝・金関丈夫氏らにより1957〜1959年にかけて行われ、90ヶ所以上の埋葬遺構から158体の人骨が出土、4万4千点を超える貝製品が出土した。その後も発掘が続けられ、国の史跡及び重要文化...
View Article浜田海水浴場、千座の岩屋、古市家住宅、大ソテツ
浜田海水浴場このだだっ広い浜田海水浴場は、遠浅できめ細かな白砂が美しいビーチで、夏場は海水浴客で賑わう。右手に見える島は、竹島と高島が重なり、その左に浜島がある。千座の岩屋象の水飲みのあった竹崎海岸も美しい景観に恵まれた砂浜で、風向きによって強い波が立つのでサーファーが多く集まる。一方、この浜田海水浴場は沖に浮かぶ小島・奇岩の景色が印象的である。右手の断崖が海に突き刺さるあたりに穴が見える。千座(ち...
View Article中種子町歴史民俗資料館、南種子町郷土館、雄龍雌龍の岩
中種子町立歴史民俗資料館、種子島最後の丸木舟中種子町立歴史民俗資料館は、写真撮影禁止だったので、パンフの写真切抜で振り返る。種子島最後の丸木舟は、ヤクタネゴヨウ松を素材に、昔ながらの技法を用いて、山カタ(山師)と船大工によって造られた。ヤクタネゴヨウ松は、種子島と屋久島にしか自生しない松の木で、昭和30年頃までイカひき・エビアミ漁・一本釣り・トビウオ漁・はえなわ・瀬釣りなどに使われてきた。昭和30年...
View Article種子島開発総合センター鉄砲館
種子島開発総合センター鉄砲館、旧石器時代西之表市にある種子島開発総合センター鉄砲館では、戦国時代にポルトガルから伝わった火縄銃をはじめ、古式銃を多数展示し、日本の鉄砲の歴史を紹介している。その他、種子島の自然、歴史等の資料も多数展示している。まずは、旧石器時代。約3万5千年前(後期旧石器時代)、種子島に最初に人が住み始める。代表的遺跡は横峯C遺跡と立切遺跡である。種子島の縄文時代(約16,000〜2...
View Article月窓亭、大崎
西之表市、月窓亭西之表市の中心地から少し坂を上ったところにある月窓亭は、江戸時代中期の延享2年(1745)、当時種子島家の家臣だった羽生能貴が建てた屋敷である。月窓亭1886年に種子島家27代島主守時を迎えてからは、種子島家のお屋敷として親しまれ、多くの著名人が訪れた。種子島のひな祭り市に譲渡された現在では、当時の面影が残されたまま、月窓亭として一般公開された。季節ごとにひな祭りや、端午の節句など、...
View Article徳之島、犬の門蓋、めがね岩
徳之島、犬の門蓋、展望台5月上旬に奄美群島の徳之島を訪れた。長寿の島、子宝の島として知られる徳之島。豊かな生態系と闘牛文化の残る島。2021年には島の一部が世界自然遺産に登録された。空港に降り立つとまずは空港のすぐ南にある景勝地、犬の門蓋(いんのじょうふた)に赴く。入口に2015年に完成した展望台があるので早速上ってみた。南の海岸に見えるキノコ岩展望台からは犬の門蓋を直接眺めることはできない。まず目...
View Article徳之島町立郷土資料館
子ヤギ里久浜海岸から徳之島町の中心地、亀津へ向かって南下する。途中、徳之島の英雄、第46代横綱・朝潮太郎記念像の前を通り過ぎ、クジラ岬に向かうが、リゾートホテルの庭になっているようなので諦めた。県道へ戻る途中、子ヤギが2頭、空き地で無邪気に飛び跳ねながら遊んでいた。徳之島町立郷土資料館、あまみゆ(奄美世)亀津には、徳之島町立郷土資料館がある。徳之島の歴史や文化や自然などを紹介している。歴史は、あまみ...
View Articleゴリラ岩、喜念浜海岸、闘牛場なくさみ館
ゴリラ岩二日目は、徳之島町の亀津から南の伊仙町を巡り、西部を北上して天城町北部まで進む。まずは、海岸沿いにあるゴリラ岩を眺める。ゴリラの横顔に似ているから名付けられたというが、向かって右手から見ないとゴリラに似ている姿は認識しにくいようだ。ゴリラ岩地質学的に徳之島の土壌は、四万十帯の白亜紀帯と古第三期曉新世の花崗岩を基盤として、その上に更新世の琉球層群が重なっている。このゴリラ岩も、石灰岩と花崗岩類...
View Article瀬田海海浜公園、阿権のガジュマル、犬田布海岸
瀬田海海浜公園伊仙町役場の西にある瀬田海海浜公園は、自然を生かした海水プール、イベントやキャンプができる芝生広場、シャワー・トイレ、休憩所を備えたレジャー公園である。瀬田海海浜公園の海水プール瀬田海海浜公園の海水プールは、小さな子供でも安心して遊べるようにと、自然のサンゴ礁の窪みを削ってプール状にしているため、波の影響を受けずに泳ぐことができる。瀬田海海浜公園浅瀬でも岩場に張り付いた貝や泳ぐ魚を見つ...
View Article犬田布岬、小原海岸、秋利神大橋、戸森の線刻画
犬田布岬の展望台犬田布岬は、徳之島の最西端、島の南西部の東シナ海に三角形に突き出した岬である。展望台からは、雄大に広がる海を眺めることができ、東シナ海に沈む夕日の眺望は絶景である。犬田布岬からの眺望展望台から右手(北方)を眺めると、鋭く切り立つ琉球石灰岩の海蝕崖が眼下に広がる。打ち寄せ砕ける波しぶきの白さと紺碧の海との対比が美しい。犬田布岬は、奄美群島国立公園の一部で、奄美十景の一つにも選ばれている...
View Article与名間、ムシロ瀬
与名間ビーチ二日目の宿泊地は与名間ビーチの近くだった。与名間ビーチは全体が海浜公園として整備されていて、徳之島で一番きれいなビーチといわれる。ここが徳之島で行われるトライアスロン大会のスタート地点である。ムシロ瀬周辺の低木地徳之島北西端に位置する景勝地、ムシロ瀬周辺の低木地は、大島紬の染料に使うシャリンバイや、アダン、クサトベラ、モンパノキなど多彩な植物に恵まれている。展望台に向かう道端にも岩がゴロ...
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